TF2月組の途中ですが、ここで過去良品を振り返るシリーズ。アイアンハイドのER版を紹介したついでにシージ版も紹介してしまいます。そしてシージアイアンハイド型はラチェット、WFCのディーシアスアーミードローン(と、レビュー済みのクロスヘアーズ)にリデコされましたので、今回は一気に見ていきたいと思います。
TRANSFORMERS SIEGE – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2019年から始まったサブタイトル。ここから3シリーズをまとめて大きく”WAR FOR CYBERTRON TRILOGY”と銘打ち、その第1弾としてスタートした。NETFLIXオリジナルアニメーションと連動した商品展開が図られ、今作ではサイバトロン星での戦いと脱出が描かれた。トイライン全体のギミックは激しい戦いを意識したダメージ塗装、ウェポナイザーやバトルマスターなど5ミリジョイントを活用した武器換装、ディスプレイを装飾するエフェクトパーツなど。
・販売 | 2019年/2022年 |
・英名 | #Transformers Siege Ironhide / Ratchet #Transformers War for Cybertron trilogy Deseeus Army Drone |
先に商品について簡記します。アイアンハイドは海外では2019年のシージデラックスクラスWAVE2のひとつで国内は通常販売。そのリデコのラチェットは米ではウォルグリーン、日本ではタカラトミーモール限定でした。そしてディーシアスアーミードローンは2021年(日本では翌2022年)「ウォーフォーサイバトロントリロジー」のキングダム期に通常弾として発売されました。
【ロボットモード】サイバトロン星での戦いを描いたシージですが、キャラデザインは微妙に地球ビークルっぽさが抜けていなくて中途半端なキャラが多めでした。商売としてシリーズまるごとSFビークルといのが厳しいのは当然なんですけどね。そんな中、アイアンハイド型は比較的SF寄りのアレンジがなされていて、サイバーなボディや細かいモールドがイカします。他のデラックスクラスと比べスラっとした背の高い体形も特徴。
なおディーシアスアーミードローン(以下DAD)は完全にアイアンハイドの色変えですが、ラチェットは頭部のほか肩やボディの一部などちょこちょこパーツが変更されています。
【アップ】SS版を見た後は特にアイアンハイドなんかはシュッとしてカッコよすぎるかも。ただ、ラチェットの柔和な顔もそうですが造形は良いと思います。なおDADはインシグニアがオートボットでもディセプティコンでもないクインテッサのもの。Netflixアニメ第2作「アースライズ」にて、クインテッサ星人のディーシアスが使役するドローンロボとして登場していたのです。つまり「ディーシアス」はとあるクインテッサの個人名なんですね。
【可動】ヒーロー着地。シージから劇的に進化したTFの可動。この型も変形ロボットフィギュアとしては申し分ありません。
【付属品】アイアンハイドとDADには大型のミサイルランチャーが付属。小さいビームガンが付くことが多い彼なので、この武器はシージ版オリジナルということでしょうか。なおアイアンハイドの武器には一応名前があって、”W-35 LR Doomblast Forge Launcher”だそうです。
腕の5ミリ穴にも取り付け可能。ボディのあちこちに5ミリ穴があるのでいろいろ試せます。
ランチャーの先を変形させることで巨大なハンマーにすることもできます。血の気の多いアイアンハイドにピッタリの素敵な仕様。シージ期は「いろいろな武器を装備させてサイバトロン戦争を再現しよう!」というコンセプトがあったので、武器が充実していますね。
ストア限定品のラチェットはちょっと豪華な仕様変更が行われておりまして、付属品は3つあります。ひとつ目はこちらのハンドピストル。武器にも見えますし、ラチェットが持つとリペア用の溶接銃にも見えます。武器にはそれぞれ固有名詞がありますが面倒なので省略w。
2つ目は、これは面白い付属品。ラチェットらしいレンチです。柄の先が5ミリになっているのでこんな風に手に持つことができます。
3つ目はこちら。背中に取り付けるレーザーキャノン。なんかこのままだと寂しいのですが、前後に5ミリジョイントがあって、エフェクトをつけたり前述のピストルを付けたりして遊ぶことができるのです。
ひとまず全装備してファイヤー(エフェクトは別売)!プレイバリューの高い付属品は得した気分です。
【ビークルモード】SF装甲車(?)に変形。先述したとおりちゃんとサイバトロンビークルしてて好感度高し。ちょっとレトロ感のあるデザインがまたTFらしいんですよね。フロントガラスのクリアパーツが綺麗です。なお3体は同じに見えるのですが、よく見ると実はラチェットのフロントバンパーとタイヤが変更されていることがわかると思います。あとDADは汚し塗装スゴくて今にも朽ち果てそうw
武器はルーフ上のジョイントに付けておくことが可能。あとわかりずらいかもですがラチェットは3つのアクセサリを合体させて付けてます。
ついでにビークル後部。これがER版でそのまま使われていたんですねぇ。もちろんシージのビークルなら何の違和感も無く、ジェット噴射でもしそうな雰囲気です。
【変形】奥から順番にビークル→ロボに近づけてます。ER版やSS版にも流用された完成度の高い変形。上半身をグルっと回転させるところが面白い上にすごく簡単でビックリします。アイアンハイドってロボモードのアニメオリジナル度が高めで変形のことをあまり考えられてないデザインだと思うんですが、こんなに簡単に再現できるんだな(ビークルは違いますが)というのが率直に驚きでした。
「俺の真似なんてさせるかよッ!!」
「私だって負けてはいないぞ!」
ラチェットだけに設定されている第3形態リペアモード。ほぼ見立てみたいなものですが、ラチェットの特殊なアクセサリはこのためということですね。
寝かせるとしたらもっと小さいフィギュアが良いかと…w
もちろんアクセサリを借りれば他のキャラでも再現可能。こちらはDADの闇医者モードw
この型はもう一体、シージのクロスヘアーズがあります。ロボ時の胸窓がそれっぽいというだけなんですが、型としては良い型なので嫌いじゃない。
物騒な武器ゲットでご機嫌なアイアンハイド。
4コマ劇場
「本当の狂気」
THE END
トランスフォーマーシージおよびWFCから、ワンボックス組でした。ここから無茶リデコでER型になるのですが、元となったシージ型は全てのバランスが素晴らしい良作。SFビークルさえ抵抗が無ければ揃えて損はありませんよ。ラチェットだけ限定品なので頑張って探してみて下さい。というわけで皆様からの感想やレビューもお待ちしておりまーす(※設定ミスで名前とアドレスが必須になっていましたが、不要に変更しました)。
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