トランスフォーマーレガシーエヴォリューション マグニフィカス & スタジオシリーズ SS-75パーセプター ほかレビュー

スタジオシリーズ
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さて今回はビースト覚醒も束の間の休息ということで、撮り漏らしていたマグニフィカスを紹介しようと思います。ついでに元になったスタジオシリーズのパーセプター、さらにその他関連アイテムも一気にいきますよー。というわけで早速見ていきましょう。

TRANSFORMERS LEGACY – HASBRO
 ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2022年のサブタイトル。前年まではある程度の一貫性のあるストーリーに沿って商品がリリースされていたが、レガシーでは「様々な世界を横断してキャラクターたちが集結する」という以前のコンセプトに回帰。ただ、例えばTFプライム世界のキャラクターがG1世界のデザインにリメイクされていたりという新たな展開も見られる。

・販売2023年/2022年
・英名TRANSFORMERS LEGACY EVOLUTION GENERATION SELECTS MAGNIFICUS / STUDIO SERIES PERCEPTOR
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レガシーエヴォリューション・マグニフィカス&スタジオシリーズ・パーセプター (LEGACY EVOLUTION GENERATION SELECTS MAGNIFICUS/2023 & STUDIO SERIES PERCEPTOR/2022)

【パッケージ】マグニフィカスは2005年日本のオンラインショップe-Hobbyオリジナルで誕生したキャラ。パーセプターの色変えですが、単にブラックカラーにしたわけではなく、元になったミクロマンの顕微鏡ロボのカラーを再現した先祖返りシリーズの1人です。かつてはメビオンの軍事執政官でしたが仲間の裏切りで辺境の闘奴に落とされ、相棒ガミードと出会ってからは賞金稼ぎとして復習の時を狙っているというプロフィール。まあよくわからない中2設定です(失礼w)。
2005年のときはG1復刻素体での商品化でしたが、2013年にはユナイテッド素体で日本限定発売され、今回はスタジオシリーズ素体でジェネレーションセレクトとして3度目の商品化となりました。なお今回は海外先行商品でしたが国内でもタカラトミーモール限定品として導入されたので、マグニフィカスは全て国内発売されたことになります。
ちなみに僕が持っているのは海外版。しばらく棚で眠っていたのですが、ようやく開封することになりました。

【パッケージ】続いてスタジオシリーズパーセプターです。アニメ映画『ザ・ムービー』に取材したいわゆる86シリーズの1体。パーセプターは初代アニメシーズン2から登場の人気キャラで、顕微鏡に変形するという特殊性から発明・分析など主に後方要員として活躍しました。
リメイク玩具は車に変形するいわゆるユナイテッド型のほか、タイタンズリターンにてほぼ完璧(ただしヘッドマスター仕様)な顕微鏡版がリリース。SS版は3度目のリメイクとなります。

【ロボットモード】86シリーズなだけあって、アニメ作画を意識したとてもシンプルなデザイン。あんまりシンプルでレトロな見た目なので、スーパー7の非変形フィギュアかソフビ人形にも見えてしまうほどです。パーセプターはともかく、マグニフィカスに似合うかというと…なかなかいい味出してるじゃないですかw。

【アップ】スコープは邪魔になるので背中に下ろして撮影。シンプルですがひとつひとつのパーツが丁寧に造形されていて好感が持てます。パーセプターの顔はまるでアニメからそのまま出てきたよう。マグニフィカスもマスクが大き目で愛嬌があります。

【可動】実はこの素体、非常にシンプルな箱ロボ体形の中に、素晴らしい可動が仕込まれております。干渉部も少なくグリグリ動くので、見た目は好みがあるでしょうが触った瞬間に好きになってしまうタイプのアイテムですね。

【付属品】ブラスターが付属。G1キャラクターはこういうゴテゴテしない小さな銃が似合いますね。

片や戦闘のプロ、片や後方要員ということで戦い方はまるっきり違うでしょう。

武器は別売りのファイヤーエフェクトに対応。ただし銃の先端が3ミリ棒にはなっていないため、形状的にたまたまフィットするだけかもしれません。

ダメージ分析中…。パーセプターといえばデザイン上最大の特徴が肩にかついだスコープ。背中にたたんでおくこともできますが、左右を入れ替えたりはずしたりすることはできません。

これはスコープを遠方に向けて構えているつもり。スコープもファイヤーエフェクトに対応していたらバズーカ砲っぽくできるんだけどなぁ。

なおそのスコープですが、両端のレンズ部分にクリアパーツが使われていて除くことはできても、そのクリアパーツの透明度が低いためほとんど何も見えません。

【オルトモード】顕微鏡に変形。これはサウンドウェーブのラジカセに並ぶ、唯一無二の名モチーフだと思います。顕微鏡に変形するロボットなんてパーセプター以外考えられませんもんね。このスタジオ版はやや華奢ではありますがしっかりと顕微鏡に見える良いフォルム。

黒くて見ずらいですが武器をボディ側面にマウントしてます。ここの他にも5ミリ穴がありますので好きなところに付けておきましょう。

バトル顕微鏡!!

【オルトモードその2】こちらもG1トイからの伝統で、タンクというか移動砲台モードに変形可能。脚にはちゃんとキャタピラの意匠もありますね。スコープを砲塔に見立てたモードです。

ブラスターはスコープの根元に取り付けて、さらに攻撃力アップ!!

【変形】腕を胴体にくっつけて脚部を折り曲げればほぼ完成という超シンプル変形。にしてはガラッとフォルムが変わるのがすごいところ。ミクロマン時代の完成度の高さでしょうね。

ちなみにマグニフィカスはパーセプターから試作ボディを盗んでこの姿になったようです。その時に身に付けたのが、物体をスキャンして残留思念を映像化する「サイコメトリー能力」なんだとか。…やっぱりマグニフィカスの設定考えた人こじらせてるなw。

マグニフィカスにはミクロ惑星ゼプトスの王子ガミード(TFWikiリンク)という相棒がいます。最初のG1版にはミクロマン素体のガミードがセットでついていて、タンク形態でからめたりして遊ぶことができました。これは「顕微鏡ロボ」時代にやはりミクロマンと一緒に遊ぶことができたのを再現した形です。それ以来ガミードの商品化はありませんが、これは3.75インチのなんとなく似ている人を連れてきました。

タンク形態でもいい感じでからめられますよ。もともとミクロマンも約3.75インチスケールですもんね。

オイルマスターっぽい人も連れてきて、全てが「それっぽい」ワンシーンだw!!

ジェネレーションセレクトマグニフィカスとスタジオシリーズパーセプターでした。とにかく滅茶苦茶シンプルだけどよく動くアイテムで、触っていてホッとするというか、ストレスなくサクサク遊べる佳作だと思います。パーセプターなんかは見た目もアニメそのままで、劇中再現ブンドドもはかどりますよ。

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ジェネレーションズ・マグニフィカス (GENERATIONS MAGNIFICUS/2013)

【パッケージ】せっかくなのでパーセプター関係をじゃんじゃん紹介していきますよ。お次はジェネレーションズ版のマグニフィカスです。2度目の商品化のマグニフィカスで、最初と同じくe-Hobbyショップ限定品としてリリースされました。ユナイテッド(ジェネレーション)版のパーセプターを元にしていて、車両に変形するというのが最大の特徴です。なおこの頃はまだ日本独自展開が活発だったころで、この商品自体も日本限定のもの。パッケージも情報量が多くて凝っていますね~。

【ロボットモード】先述のSS素体と比べてみれば一目瞭然。胸のメッキや赤いクリアパーツが豪華ですし、全体的に情報量の多いカッコイイデザインになっているのがおわかりかと思います。あらためて眺めてみると細い腕や太ももに比べてボディや下腿部がボリュームたっぷり。ちょっと腕が長めだったりしてクリーチャーっぽさも加味されてそうですね。

【アップ】頭部造形もパーツ構成こそ同じであるものの全く印象が異なります。小顔がスタイリッシュ。このころはG1懐古路線よりもいかに現代風アレンジをするかという時代でしたよね。その中から今につながる面白い新要素がいろいろ生まれたので、TF史にとっては重要な時期だっと思います。

【可動】可動に関しては現在の方が圧倒的。この頃も既に必要十分な可動ポイントは備えていますけどね。ただしパーツ固定がいまいちでパカパカするところがあり、動かしていて少し気を使うことが多いかもしれません。

手持ちの武器は無し。なお拳が「グー」じゃなくて半開きになっているのは最近少なくなってきました。なんとなく格闘ポーズでも。

半開きの手はちゃんと5ミリジョイントになっているので、他商品の武器を持たせることもできます。

肩にかついでいるのはスコープではなくライフル。ちゃんとターゲットスコープもついており、さらに銃身が細いのでファイヤーエフェクトを無理やり付けることも可能。この頃は、こういう「なるほどそう来たか~」というアイデアが面白い時期です。

胸のパネルはG1準拠で開くことができます。これは変形には使わない完全余剰なパーツ可動なんですよね。ファンサービスというやつでしょうか。

胸のパネルのほか、腕に付いたダイヤルがメッキ処理されています。ちなみにこのダイヤルも、ロボ・ビークルともに一切関係のない装飾ですが、キャラクターの印象を大きく左右する重要なパーツだと思います。

【ビークルモード】SUVっぽい前部+後輪キャタピラのハーフトラックに変形。もとは研究のために荒地でもなんでも突き進むパーセプターのイメージでしょうか。非ビークルキャラがビークルに変形するのは新鮮です。

ウィンドーやフロントライトなどにクリアパーツが使われていてカッコいいです。黒ボディに赤クリアが悪すぎる。

ルーフの独特のランプ(?)がこれまた特徴的。これが変形して肩ブラスターになります。

【変形】現在とはベースになる設計思想がそもそも異なるというか、さすがにちょっと古臭い変形です。今よりもパーツ数も多くて豪華なので、ちょっとした複雑さもひとつのステータスだったんでしょうね。

レガシー版と比較。こうして見るとディテールも多くてものすごく豪華に見えますね。時代が求める方向性の違いをとても感じます。

「しょうがねぇ!ここは力を合わせて切り抜けるぞ!」
レガシー版を砲台モードにして共闘させてみました。

ジェネレーションズのマグニフィカスでした。比べながら触ってみると最近のアイテムとの違いが感じられて面白い。TFって日々進化してるんだなーと。ただこの頃の商品が持っている大胆アレンジや贅沢なパーツ構成は今となっては味わえないものですから、やっぱりそれはそれ、これはこれですね。

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レジェンズLG-56 パーセプター(LEGENDS PERCEPTOR/2017)

【ヘッドマスター】最後にSSパーセプターが出るまで唯一の顕微鏡パーセプターリメイクだったレジェンズ(タイタンズリターン)版を紹介しましょう。まずはヘッドマスターから。海外のタイタンズリターンではコンヴェックス(TFWikiリンク)という名前で、カラーリングが異なります。

ヘッドオン!!

【ロボットモード】顕微鏡パーセプターとしては初リメイクだったタイタンズリターン型。この頃はデザインに少しアレンジを入れるのが主流でしたが、国内のレジェンズにローカライズする時にアニメや旧玩具にさらに近づけるという流れがあり、同じアイテムで2度楽しめる時代でした。パーセプターもG1リメイクとしてかなり良い線いってます。

【アップ】頭部は若干大きくてバランス悪いかな?これはデラックスクラスのヘッドマスターキャラには付き物の課題でしたけどね。無表情がパーセプターらしいと言えばらしいです。

【可動】シージ以前なので現在よりは劣りますが、アクションフィギュアとしては十分な可動を確保。

【付属品】ライフルが付属。タイタンズリターン期の武器にはタイタンマスターが搭乗できるギミックが付いていて、右の写真はSS版に持たせてみました。

肩のスコープは真ん中まで動かすことができます。

【オルトモード】顕微鏡に変形。SS版に負けず劣らずまとまりの良いオルトモードだと思います。

お皿にはタイタンマスターを寝かせられ、実験や治療遊びができます。ちなみにスコープはちゃんと伸び縮みして、上から覗くと対象物が拡大して見えます。こういう擬似リアルが子供には嬉しいんですよね。レジェンズはどちらかと言うとコレクター向けアイテムですけどw。

【オルトモードその2】タンクモードにも変形可。このモードはスコープが前に出すぎてて少し不恰好でしょうか。

この型の場合、タイタンマスターを砲手にしてもいいですね。タイタンズリターンはホントプレイバリューのカタマリですわ。

【変形】SS版とそれほど変わらないシンプル変形。スコープが金属バーを伝って移動するところや、胴体がグンと伸びるところが見どころでしょうか。

【付属品2】レジェンズのデラックスクラスには、海外でタイタンマスタークラスとして個別に販売された小メカがセットになっています。パーセプターにはアムホーンが付属。キャラとしてはG1オートボット側のミニカセットの1体。パーセプターとは特に関連性はありません。

背中にタイタンマスターを乗せることができます。海外版と比べ塗装も多くてリッチな作り。もともと造形も良くてカワイイヤツです。

カセットではなくてタンクモードに変形。もちろんタイタンマスターを乗せて遊べます。コロ走行はさすがにできませんが、今触っても楽しさ半端じゃないわコレ。

トドメがこれ。普通サイズのTFに持たせられる武器に変形します。ロケットランチャーでしょうか。この大きさでトリプルチェンジしてタイタンマスターとも絡められるというこれまたプレイバリューの高さ。

SSとレジェンズ版を比較。ヘッドマスターであること以外はほぼ完璧だと思ったレジェンズ版ですが、SS版と並べるとやはり全体的な体形のバランスが悪いかな。

オルトモードでも。シルエットの違いは完全に好みでしょうかね。ただ、実際にスコープを覗いて顕微鏡ごっこができるのはレジェンズ版です。

レジェンズパーセプターでした。タイタンズリターン期の商品なのでとにかく遊びの幅が広く、集めれば集めるほど楽しい沼アイテムです。ハマりたくない方はくれぐれもご注意くださいw。あと、この型ではマグニフィカスが出なかったのはちょっと残念でした。

【国内ショップで探す】

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まとめ&おまけ

我が家のパーセプター系アイテム集結。型としては3種類となります。それぞれの時代に合わせたリメイクがなされてきたことがわかりますね。ビークルになるユナイテッド型、プレイバリューのタイタンズリターン型、アニメ再現のSS型。それぞれに長所があって、どれも捨てがたい。マグニフィカスはともかくパーセプターならどれも入手難易度はそれほど高くないので、お好みで選べば良いと思います。というわけで皆さまからのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。

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