トランスフォーマーレガシーエヴォリューション TL-34 メタルホーク ほかレビュー

TFジェネレーションズ系
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さて今回はトランスフォーマーレガシー第2シーズン「エヴォリューション」からメタルホークが登場です。完全な和製キャラが普通に商品化(しかもボイジャークラス)されるという夢でも見ているかのような状況。タイタンズリターン版とPOTP版もついでにご紹介です。早速見ていくことにしましょう。

TRANSFORMERS LEGACY – HASBRO
 ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2022年のサブタイトル。前年まではある程度の一貫性のあるストーリーに沿って商品がリリースされていたが、レガシーでは「様々な世界を横断してキャラクターたちが集結する」という以前のコンセプトに回帰。ただ、例えばTFプライム世界のキャラクターがG1世界のデザインにリメイクされていたりという新たな展開も見られる。

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レガシーエヴォリューション TL-34メタルホーク (Legacy Evolution : NETALHAWK)(2023)

【パッケージ】G1プリテンダー展開期において、日本独自にサイバトロンプリテンダーのリーダーとして設定されたキャラクター。当時の玩具も日本オリジナルの商品でした。アニメ『超人マスターフォース』でも序盤の主人公として活躍。しかし国内ではプリテンダーというカテゴリがいまいち人気が出なかったため、ジンライ登場後はサブキャラに退いてしまいました。誕生は日本ですがアメコミにも登場し海外での認知度ももちろんあります。これまでも限定商品などでリメイクされてきましたが、レガシー版はとうとう一般アイテムとしてのリリースです。

【ロボットモード】バタ臭さが魅力のTFの中にあって、日本の80年代ダサカッコよさ全開のデザインが異色なメタルホーク。何の躊躇もないトリコロールカラーが嬉し恥ずかしで、これ令和の新商品だよね?と疑いたくなるほどですw
現代風アレンジもほとんど無く、思う存分レトロロボを堪能することができますね。

【アップ】オリジナルトイリスペクトのほぼまんま頭部。造形はとても良くて、先述したようにちょっと昭和感強めのダサさが魅力です。

【可動】ボイジャークラスでシルエットもシンプルということで期待できるのですが、実はそれほどでもない可動域。ヒジ・ヒザともに90度くらいが限度です。さらに腕はウィングパーツが干渉するほか、ヒザ関節も独特すぎてあまり見栄えがよくありません。腰の回転位置もちょっと変ですね。

【付属品】まずは2丁のブラスター。オリジナルトイからの引用です。

ブラスターは合体してツインブラスターに。一応これがエヴォフュージョンギミックということになっています。

ブラスターの銃口はファイヤーエフェクト対応。

もうひとつの武器は、和製主人公らしい剣。それなりに大ぶりで絵になります。

メタル斬りィィィ!!

剣は背中にマウント。ブラスターは適当に5ミリ穴に付けておきましょう。

ちなみに肩にブラスターを付けてもいい感じです。

【ビークルモード】SFジェットに変形。もともとデザインに制約があったプリテンダーの中の人なので、オリジナルトイはどちらかというと不恰好なビークルでした。今回はそれをあえて再現した形です。

ブラスターを尾翼として取り付けるのがデフォルト。剣は専用ジョイントでマウントします。

機体後方もちょっと変わっていて、丸いノズルモールド無しでエフェクトを付けるペグは付いています。こういう四角いジェットノズルなのかな。

【変形】ロボモードのパーツ配置をほとんど変えない変形で、あまり面白味はありません。脚部を縮める工程がやや力技で、最初は怖いかも。

メタルホークVSスカイクエイク、マルチバースをまたいだ戦い!!

「でやぁぁぁぁ!!」

ガキィィィィン!!!

「とうッ!!」バキッ!!

「さあトドメだっ!!」

「成敗!!」
ドカドカドカーン!!

今地球を救えるのはキミだけだ!!

レガシーメタルホークでした。大きめで手触りは良いのですが、アクションと変形はいまいち。まあ皆さんならメタルホーク愛だけで乗り越えられると思いますけどねw

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タイタンズリターン メタルホーク(シージオンサイバトロンより)(Titans Return : METALHAWK (Siege on Cybertron))(2017)

【ビークルモード】ビークルモードから。タイタンズリターン期のストア限定ボックスセット”Siege on Cybertron”に入っていたアイテム。トリガーハッピーのリデコなのですが、もともと傑作と名高い型なのでめちゃくちゃカッコいいです。ビークルモードはトリガーハッピーと全く同じSFジェット機なのですが、メタルホークのカラーリングの割り振りにセンスを感じます。

ブラスターが2丁付属しており、ウィングに付けておくことができます。それにしてもスターウォーズのXウィングみたいでとにかくカッコいいなぁ。

コクピットのキャノピーを半分開けることができ、タイタンマスターを乗せられます。ちゃんとクリアパーツです。

【変形】この型が傑作と言われる所以がこの変形。胴体や腰のパーツをクルンと回転させたり、腕パーツをアームで大きく移動させたりするのですが、変形させている感と驚きが詰まっています。さらに動きも簡単・スムーズでカッチリ決まるため、とにかく変形が爽快。歴代TFの中でもトップクラスと言っていい完成度ではないでしょうか。

【タイタンマスター】さて次にタイタンマスターを紹介しましょう。名前はプロフェッサーゴウ。つまり郷博士!?秀太のお父さんですよ。まさかタイタンマスターだったとは…。海外のヘッドマスターはパートナーの人間がヘッドマスターとしてTFに合体するという設定ですからね。あくまでボディがメタルホーク、タイタンマスターは郷博士というわけです。そんなタイタンマスター、表面は特に塗装もないローコスト設計となっております。

「トランスフォーム!ヘッドオン!」

【ロボットモード】タイタンズリターンと言えばアレンジ上等の時期。元のトリガーハッピーそのままのボディとはいえ、スタイリッシュな姿にアレンジされています。このちょっと異形な独特のプロポーションがまたこの型の良さです。

【アップ】どうしても正方形に近くなるタイタンマスターTFの頭部。メタルホークに関しても四角い小顔に造形されており、それがまたどこか少年ぽさが出ていい感じ。また、レガシー版では黄色に近かったボディカラーがちゃんとゴールドを意識したカラーリングに変わっているのが大好き。

【可動】足首可動はまだ無い時期ですが、それ以外はかえってこちらの方が動くんじゃないかな?サイズもいじりやすいです。

【付属品】ブラスターが2丁付属。リデコ元のトリガーハッピーと同じものですが、グレー成形でちょうどメタルホークの武器っぽくなってます。

TR期の武器は合体してタイタンマスター用の座席付きの武器になったりします。それはそれで面白いんですが、持ち手が横になっちゃうんですよね。

レガシー版の剣を拝借。これは…正解じゃないかw

TRメタルホークでした。とにかく型が優秀。今触っても驚きのあるアイテムな上に、リデコがまたよくハマってます。もし入手の機会があればオススメです!

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パワーオブザプライム PP-03 ベクタープライム(Power Of The Prime : VECTER PRIME)(2018) &まとめ

【ロボットモード】ラストはこれもはずせない関連商品で、POTPのベクタープライムを紹介しましょう。プライムマスターシリーズは、プリテンダーを模したデコイアーマーの中に小さなプライムマスターが入っているというちょっとカオスな仕様。こちらの商品も中身がプライムマスターのベクタープライムなのですが、アーマーがメタルホークとなっていました。いろいろ意見はあるでしょうがプリテンダーが最もプリテンダーらしいリメイクをされたシリーズということで、嫌いではありません。むしろこの仕様でとりあえず全員リメイクしてほしいくらい。

レガシー版やTR版はメタルホークの「中の人」をフィーチャーしたアイテムでしたが、こちらのPOTP版は「ガワ」をリメイクした商品となっております。プリテンダーキャラはどちらかというと「ガワ」に焦点を当ててリメイクされがちですが、メタルホークは「中の人」もそれなりに認知度がある特殊な存在なんですよね。

可動は腕が動くだけ。もともと全く動かないオモチャだったプリテンダーのガワなので、特に不満はありません。背中の武器は取り外して手に持つことができます。

アーマーをパカっと割ると中からプライムマスターが。このギミックがまさにプリテンダーなんですよね。

…とはいえ、中に入っているのはG1メタルホークとは一切関係の無いプライムマスター、ベクタープライムです。原初の13人のプライムの力を宿したプライムマスターの一人。時間操作の能力を持っています。商品としてはほぼタイタンマスターと同じ作りで、ヘッドになるかわりにプライムの力を模したスパークモードに変形します。

さらにデコイアーマーは5ミリペグがついたブラスターに変形。小さいながらもプレイバリューをよく考えられたアイテムですね。

デコイアーマー武器は意外と大きいのでレガシー版に持たせてみました。プライムマスターは頭部として使うと右のような不思議な存在に…。本来はこういう使い方ではなくて、POTP商品にたまに付いている専用のスロットに取り付けるんですけどね。

これはよく言われることなんですが、POTPのデコイアーマーの中にTR版のタイタンマスターが入っていて、TR版の本体にヘッドオンする…という仕様がもしあったら最強なのではないでしょうか。

メタルホークそろいぶみ!リメイクが難しいプリテンダーキャラということもあってか、それぞれ全く違ったギミックとアプローチで商品化されているのが面白い。なお、メタルホークのアイテムとしてはこの他にボットコン限定版(TFWikiより)が存在します。

「あいつだ!あいつさえいなければ…」

メタルホーク特集でした。和製キャラからG1レギュラーキャラに出世した特殊な存在。プリテンダーなのにガワも中の人も両方印象深いというところも変わってますよね。公式アイテムだけで3回もリメイクされたのも納得です。どれもそれぞれ違った魅力がありますので、気になる方の参考になれたら幸いです。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。

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