ネカ パシフィック・リム7” レビュー

その他フィギュア
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さて今回はいつもと趣を変えて、少し昔のフィギュアをシリーズごと紹介しましょう。2013年巨大ロボットvs怪獣をハリウッドで真面目?に描くというなかなかの衝撃度で登場したデル・トロの映画「パシフィック・リム」。日本のアニメや特撮をふんだんにオマージュしたケレン味あふれる内容で、国内外でヒットしました。そしてそのフィギュア展開を担ったのが我らがNECA社です。僕も数体ですが当時品を持っているので、簡単に全容を見ていきたいと思います。

PACIFIC RIM
NECA
2013-2016

NECAのパシリムシリーズは7インチと18インチを中心に展開され、中でも7インチは劇中のイェーガーやカイジュウはもちろんのこと、コンセプトに基づく未登場イェーガーたちもラインナップされた人気シリーズでした。

全貌についてはこのあたり(FANDOMのPACIFIC RIM WIKI)を参考に…

なお僕が持っているのはメインのイェーガー4体です。さらさらーっと簡単に見ていきましょう。

ジプシー・デンジャー

【フロント&リア】アメリカの第3世代イェーガー。主人公ローリーが兄と一緒に乗っていましたが、カイジュウとの戦いで大破し、兄も戦死。後にバージョンアップされ、新たなパートナー・マコと共に決戦に挑みました。バランスのとれたオールマイティな機体で、チェーンソード、プラズマキャノン、エルボーロケットなど武装も豊富。ちなみにデジタル制御ではなく原子力動力炉だったため、カイジュウのEMP攻撃を免れることができました。

【アップ】今見ると造形が若干ヌルい感じもしますが、細かい汚し表現で重厚感はよく出ております。ジプシーデンジャーはいわゆるスーパーロボットなのに、妙に人間くさい筋肉質体型なのが魅力ですよね。

【可動】たたずまいは素晴らしいネカジプシーですが、実は可動はイマイチ。特に上半身がかたいですね。もともと大きなアクションをするキャラでは無いのでそれほど不満は無いのですが、動かしたい方は改造必須です。

軽いポーズをつけて立たせるだけで滅茶苦茶カッコいいです。ちなみに主人公機であるジプシーは、ソード付きやダメージバージョンなど5種類もリリースされました。

2023年に始まったマクファーレントイズの4インチと。もちろんネカの方が大きい分豪華なのですが、マクファの方もシャープな造形で頑張ってますね。

7インチシリーズなので、ちょうどマクファーレントイズのフィギュアたちと同じくらいの大きさです。

TF(アースライズ司令官)と並べるとこんな感じ。スケールは全く違いますけどね。

ストライカー・エウレカ

【フロント&リア】オーストラリアの第5世代イェーガー。実は最初で最後つまり唯一の第5世代機で、劇中では最強の機体として描かれておりました。パイロットはハンセン親子。ハサミのようなスティングブレードやミサイルランチャーが武器です。全身がデジタル制御されているため、カイジュウのEMP攻撃でピンチに陥りましたが生き残り、ジプシーと共に最終決戦に臨みました。

【アップ】ウィング状のバックパックや胸のグリルなど、デザイン上の日本のアニメロボット文法が一番濃いエウレカ。新しいMSと言われても違和感が無いかもしれません。そしてやはりジプシーと同じく細かいダメージ塗装で質感が上がっております。

【可動】ジプシーより可動範囲が広く、より自然なポーズが取れます。

ちなみにこのストライカーエウレカ、もともと主人公機としてデザインされたのにカッコ良すぎて却下されたみたいですね。映画のインパクトという意味では正解だったと思います。

クリムゾン・タイフーン

【フロント&リア】中国が誇る第4世代イェーガーで、パイロットは三つ子のタン兄弟。本作では唯一の3人乗りです。最大の特徴である3本の腕を駆使したトリッキーな戦法を得意とし、必殺技はサンダークラウドフォーメーション(ただし、どんな技なのかイマイチわからず)。物語の進行上かませ犬で終わってしまいましたが、この機体の存在が映画の中国人気にかなり貢献したそうです。

【アップ】3本腕がインパクト大ですが、シンプルなモノアイ顔や鳥脚も異形感を演出。そして胸の「暴風赤紅」はクリムゾン・タイフーンの中国語名です。

【可動】鳥脚なのでポーズも少し変わってしまいますが、各関節はしっかりと動いてくれます。

アチョー!この2本の右手がグルグル回って丸ノコのようになり、敵を攻撃します。

左手はジプシーと同じプラズマキャノン(さらに強力らしいです)。

あっという間に退場になったのはホントもったいない。もっと活躍が見たかったですね。

チェルノ・アルファ

【フロント&リア】ロシアの第1世代イェーガー。劇中時点では最古のイェーガーで、歴戦を勝ち抜いてきた名機ということになります。パイロットはカイダノフスキー夫妻。まるで原子炉をかぶっている(実際原子炉なんですが)ような重鈍なデザインが特徴で、見てのとおりのパワーファイターです。格闘戦がメインですが、顔?の両側に付いているタービンみたいなところから火炎放射もできるそう。なお劇中ではクリムゾン・タイフーンと同じくかませ犬で終わってしまいました。

【アップ】頭部はまるごと原子炉で、コクピットは胸のオレンジのところらしいです。なんか見てるとカエルっぽくも見えてきて、無骨なはずなのにキュート。そして何がというわけではありませんがとにかくロシア感が満載のイカしたデザインで、人気も高めだと思います。

【可動】こんなデザインですがちゃんとそれなりに動きます。というか可動がマトモな方です。本来の設定がどうなっているかはわかりませんが、頭部もちゃんと左右に少しだけ動かすことができます。

親指以外の指はつながって造形されておりますが、それを開いたり閉じたりできます。このシリーズでボディの関節以外が動くのは珍しいかも。

さらに珍しいことにちょっとしたギミックまで付いていて、腕を少し伸ばすことが可能。いわゆるパイルバンカー的な武器ですね。

どぉーん!!

まとめ

カイジュウ退治(いじめ、ダメ絶対)!

NECAパシフィック・リム7インチでした。可動については今一歩というところもありますが、とにかくその雰囲気がたまらないこれぞ王道のアメリカンアクションフィギュア。劇中のイェーガーを並べるだけでアドレナリン出まくりです。今だと中古市場で探す形になるかと思いますので、ゆっくり宝探し気分で楽しみましょう!というわけで皆さまからのご感想やレビューなんかもお待ちしておりまーす。

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みんなのアメトイレビュー

  1. 辻森虎夏 より:

    ジプティーアベンチャーも紹介してみてください。

    • Aoi-Ame Aoi-Ame より:

      わかりました。バンダイのやつを持ってるので、そのうち紹介しますねー