同型同時レビューシリーズ。今回はターゲット限定バズワージーバンブルビーシリーズダイノボットとキングダム版ダイノボットを同時に紹介していきます。
ここでは説明するまでもないと思いますが、ダイノボットはビーストウォーズでプレダコン(和名デストロン)を裏切り、マクシマル(和名サイバトロン)入りした戦士。他のメンバーとは時に衝突、時に友情をかわし、最後は名誉の戦士を遂げる人気キャラクターです。ビースト戦士の本格的リメイクがスタートしたキングダムにてボイジャークラスで商品化されたほか、レガシーではオリジナルトイカラーにリカラーされてリリースされました。今回はその2体を紹介しようというわけです。早速見ていくことにしましょう。
TRANSFORMERS LEGACY – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2022年のサブタイトル。前年まではある程度の一貫性のあるストーリーに沿って商品がリリースされていたが、レガシーでは「様々な世界を横断してキャラクターたちが集結する」という以前のコンセプトに回帰。ただ、例えばTFプライム世界のキャラクターがG1世界のデザインにリメイクされていたりという新たな展開も見られる。
TRANSFORMERS KINGDOM – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマー メインラインシリーズのひとつで、2020年末から展開。3部作からなる「ウォーフォーサイバトロントリロジー」の最終章。Netflixでアニメ化もされた。ビーストウォーズのキャラクター達が本格的にリメイク開始されたことでも注目された。
・販売 | 2022年 / 2021年 |
・英名 | TRANSFORMERS LEGACY HEROIC MAXIMAL DINOBOT / KINGDOM DINOBOT |
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【パッケージ】キングダム版のパッケージは既に処分してしまいましたので、レガシー版のみ紹介。一般レガシー商品に準じた複雑な断面のパッケージですが、デザインは全く違っていてこれまでのバズワージーバンブルビーを踏襲した黄色メインのものとなっています。昨今のプラ梱包廃止の流れでフィギュア丸出しになっており、見た目は少し安っぽく感じてしまいます。
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【フロント&リア(ロボ)】まずは向かって右のキングダム版ダイノボット。今振り返ってみても、もう100%パーフェクトなダイノボットではないでしょうか。ユニバース版、MP版を経てついに正統派リメイクされた!という感じの大満足な見た目です。
そして左のレガシー版は、別頭部を使用した上でカラーリングも変更されたバリエーション。元ネタは当時のオリジナルトイでしょう。ご存知でしょうが当時品はアニメと比べて顔も違ったしカラーリングも別物だったんです。メディア展開とトイライン展開が異なるのは今でもままあることですが、昔は今の比ではなかったですからね。そのかわりユーザーもそんなもんだと受け入れていましたけど…。
※画像リンクはいずれもTFWikiへのリンク。
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【アップ】キングダム版はもうCGがそのまま飛び出してきたくらいの素晴らしいお顔。ビーストウォーズの特徴だった歯ぎしり顔じゃないのが残念ですが、それでも今にも声が聞こえてきそうな再現度です。また、胸の恐竜顔はCGアニメではモーフィングで嘘変形していた部分だったのですが、今回はダミー顔を使うことでこの難関を突破しています。
レガシー版についてはこれまたヒロイックなマスク顔で全く雰囲気が違いますね。アニメ抜きで単純に比較したら断然こっちの方がカッコいいと思います。
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【可動】ヒーロー着地!既におわかりかと思いますが、この型は手が長い!ちょっとした異形っぽさが元プレダコンという経歴に納得感を出しています。なお頭部はご覧のとおり若干上向きが可能。ヒザはこのくらい曲げるのが限度で、ヒジについては変形の都合でどちらの方向にも曲げることができるのが特徴です。
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適当にポーズ。恐竜の脚部がほぼそのままロボの腕になるのですが、ハッタリがきいていていいですよね。なお勝手なイメージですがキングダム版は若干泥臭い蛮勇ファイター、レガシー版は高潔な騎士みたいな感じで撮ってます。
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【付属品】付属武器はビンテージトイを踏襲しています。まずはこちらの剣。実はビースト時のしっぽの中に収納されているのですが、まるでそのしっぽの骨を模したようなデザインになっています。初代ビーストウォーズトイはこういうちょっとグロテスクな要素がスパイスになってたんですよね。
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もうひとつはそのしっぽが展開したシールド。レガシー版は中が赤く塗られていてまるで肉をパカっと切ったようなこれまたちょいグロな雰囲気です。なおビンテージトイではこのシールドがギアでぐるぐる回るギミックがついていて、アニメでもその動きをしていました。今回は特にギミックはありません。
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剣とシールドは組み合わせることもできます。この辺はビンテージトイと全く同じです。
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フル装備状態!これぞダイノボットの戦闘スタイルですね。
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ところで武器類は手の六角穴にさして持たせるのですが、なぜかキングダム版の右手だけ六角穴の角度が違うんですよね。実はこれによって剣を持たせる角度が変わってきます。もしかしたら僕の所有しているものだけのエラーかもしれませんが…。
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ビースト戦士は5ミリジョイントがほとんどありません。なのでエフェクトパーツで遊ぶとしたらこんな感じでしょうか。
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【ビーストモード】ヴェロキラプトルに変形。これまたアニメから飛び出してきたような素晴らしい出来。キングダムのビースト戦士は劇中再現ではなくリアルな動物への変形が優先されていますが、ダイノボットに関しては目の中に瞳があったりしてちょっとマンガっぽい表現に。それでも純粋な恐竜フィギュアにもひけをとらないスタイルだと思います。アニメ再現ロボからこのラプトルに変形するんだからとんでもないアイテムですよこれは。
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ダイノボット型はビーストモードでも比較的動く方で、頭からしっぽにかけては固定ですが手足はある程度自由に動かせます。また、頭部に関してはご覧のとおり口を開閉することが可能となっています。
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【変形】なんとなくビンテージトイの流れを踏襲しつつも、アニメとトイの違いを解消すべくかなり大胆で面白い変形をします。ラプトルの手がロボのわき腹から出てきたり、ロボ時のダミーラプトル顔がビースト脚に移動したり。変わった動きなので最初は説明書必須なんですが、覚えてしまえば簡単というバランス感覚も素晴らしい。
そして一番びっくりするのがビースト時に完全に邪魔になるロボ足がなんとか体の中に納まってしまうこと。若干はみだしちゃうんですが、それでも通常のジェネレーション商品でここまでできるというのはもうタカラトミーの技術力のなせる業としか言いようがありません。
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ヴェロキラプトル襲来!初代ビーストウォーズは1996年放送ですが、1993年に映画ジュラシックパークが公開されてラプトルが一気にお茶の間に浸透した後ですよね。それで選ばれたのかどうかはわかりませんが…。
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ラプトル同士のケンカだ!この2体は色の対比が丁度よくて、からめて写真を撮るととても映えます。
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5ミリ穴が少ないビースト戦士。こんな感じで飛行モードというのはいかがでしょうか?
以下、ストーリー仕立てでお楽しみください。
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レガシーの先制攻撃!!
LG「いざ、覚悟ォォォォォ!!」
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ガキーン!!
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KD「そら、甘いぜェ!!」
キングダムのシールドアタックだ!
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KD「ダァー!この世にダイノボットは2人もいらねぇんだよ!!」
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LG「スキありッ!!」
KD「ぬおッ!?」
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LG「チェストぉぉぉぉ!!」
KD「ギャァァァァァァ!!」
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LG「守るべきものが見つかったとき、お主はさらに強くなれるだろう…」
KD「ウヌぅ…」
これは、ダイノボットがマクシマルに入るずっとずっと前の物語である…なーんてね。
THE END
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レガシー&キングダムダイノボットでした。はっきり言ってダイノボットとして金輪際新しいアイテムはいらないというくらいの完璧な商品なので、ビーストウォーズ系を収集するなら必携といったところです。そしてダイノボットとしての出来はもちろんのこと、そもそもの出来が良くて触っていて楽しい型なので、頭部違いのレガシー版もオススメ。特にアニメに思い入れがなければそちらの方がマスク顔でカッコいいのではないでしょうか。
ただ、どちらも発売から少し経っているのでお値段は高めです。気長に良い出会いを待つのも手ですね。というわけで皆様からのご感想もお待ちしておりまーす。
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