トランスフォーマーキングダム KD EX-13 マクシマルグリムロック&ミラージュ レビュー

TFジェネレーションズ系
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 過去良品を振り返るシリーズ。前回の記事がダイノボットコンビだったので、もうどうせなのでダイノボット型を全部消化してしまいましょう。こちらはキングダム期に米Amazon限定商品として2種類リリースされた「バトルアクロスタイムコレクション」のうちのひとつで、ダイノボットリデコのグリムロックとアースモードミラージュをセットにした2パック商品です。どちらもそれなりに需要のあるキャラクターで、国内ではタカラトミーモール限定で導入されました。というわけで早速見ていくことにしましょう。

TRANSFORMERS KINGDOM – HASBRO
 ハズブロのトランスフォーマー メインラインシリーズのひとつで、2020年末から展開。3部作からなる「ウォーフォーサイバトロントリロジー」の最終章。Netflixでアニメ化もされた。ビーストウォーズのキャラクター達が本格的にリメイク開始されたことでも注目された。

・販売2021年
・英名TRANSFORMERS KINGDOM Autobot Mirage & Maximal Grimlock
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はじめに

【パッケージ】普段は捨てる派なんですが、奇跡的に箱が残ってました。ビースト戦士とオートボット戦士が共闘するというまさに時を超えたバトル。Netflixアニメもそうでしたし、思えば次の映画「ビースト覚醒」の布石でもあったのかもしれませんね。

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マクシマルグリムロック

【フロント&リア(ロボ)】ダイノボットの頭部を変更して、白を基調にリデコした商品。もともとビーストウォーズのビンテージトイ時代に同じように白リぺされてリリースされたのが元ネタ(TFWikiリンク)。ただし特徴的な水玉模様はなぜか再現されず、独自色の強いリメイクとなっております。なおグリムロックといえばG1の人気者のあのキャラですが、テックスペックによるとどうやらご本人のようです。長生きですね~!

【アップ】ビンテージトイの要素をほぼそのままリファインさせた頭部デザイン。トランスフォーマーの中でもこれほどストレートなカッコよさは珍しいかもしれません。なおこの頭部は先祖返りのような形で翌年のレガシーで旧玩具カラー版ダイノボットにリカラーされました。

【可動】ヒーロー着地!この型は腕が長めにデザインされていますが、ちょっとした異形感が逆にケレン味を出していて良いです。可動の特徴としては、変形の都合でヒジが前後どちらにもに動くことが挙げられます。

 ファイティングポーズ。後述する武器を持った姿の方がデフォルトイメージな型なのですが、スタイルの良さや強そうな恐竜の手によって、こういう素手ポーズもなかなかキマります。

【付属品】元のダイノボットと同じく、シールドと剣が付属。シールドはビースト時のしっぽをパカっと割ったもの。剣はその中から出てきます。まるでしっぽの中から骨を取り出すような感じになっていて、こういうちょっとしたグロテスクさが旧ビーストウォーズトイの人気の秘密だったかもしれません。

 剣はシールドに取り付けることが可能。というかしっぽをパカっと割るとこの状態です。ビンテージトイではこのシールドがギアでグルグル回るギミックがあったのですが、そこはさすがに再現されませんでした。

マスターソードとったど~!!

 ビースト戦士は5ミリ穴があまりありません。まだリメイク初期だから見た目を優先したのかな?背中にひとつあったので飛んでみましたw。

【ビーストモード】ヴェロキラプトルに変形。本当にあのカッコいいロボットから変形したのかと疑いたくなるくらいのバランス完璧なラプトル。おしりのところに少しだけパーツがはみ出してますが、逆に言うと気になるのはこれだけです。ちなみにデザイン面から言うと旧トイとは模様が異なります。何か理由があって変えたんでしょうか?

 キングダムのビースト戦士は見た目が優先され可動には制限があります。この型については手足がある程度自由に動くほか、口を開閉させることが可能。

【変形】最初は戸惑うくらいかなり大胆な動きをしてロボパーツがビースト体内に収まっていきます。しかもわかってしまえば至極簡単という完成度の高さ。MP版は触ったことがないですが、やっぱりそこからのフィードバックがあるのかな。

 ラプトルたちが獲物を捕らえる作戦会議をしている模様…。

 ラプトルたちの狩りが始まったー!!ほんと恐竜フィギュアにもひけをとらない出来ですね。

 ロボモードでも並べてみます。ダイノボット型大集合!ヴォイジャークラスでボリュームがあるので、すごく満足感があります。ダイノボットはビンテージトイでもプレーンな恐竜スタイルが使いやすかったのか、とにかく色々なキャラにリデコされまくった型です。キングダム版はどこまで行くかな…?

 時空を超えて、2人のグリムロックが対峙する!
「オレ、グリムロック。オマエもグリムロック?」

G1「お前気に食わない!俺の方が、強い!!」

ビースト「グリムロック、昔と違う!俺の方が強い!」
ドゴ~ン!!

G1「この武器おもしろい!これ欲しい!」
最後は仲直りしましたとさ。

おまけ
G1「オレグリムロック。この態勢、つらい…」

 というわけでまずはグリムロックでした。型の良さは言わずもがな、頭部もカッコいいマスクフェイスなので満足感は高め。あのグリムロックのその後の姿ということで、遊びの妄想も広がる良アイテムですよ。

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ミラージュ

【フロント&リア】和名リジェ。透明になれる能力(さらに言うと、幻を見せる能力)を持った戦士で、G1アニメやNetflixアニメでもその能力を使って活躍していました。来年公開の劇場最新作「ビースト覚醒」でも新ビークルで登場する模様で、今まさに旬なキャラクターです。
 アイテムとしてはサイバトロンモードだったシージ版をリデコしてアースモードにしたもの。後述しますがリデコと言ってもガワをほぼ総とっかえして変形方法まで変えた大幅なものです。足の裏に飛び出たタイヤがちょっと気になりますが、それ以外の見た目はいい感じではないでしょうか。

【アップ】G1劇中キャラは人によって思い入れが違うでしょうが、TFらしい愛嬌とカッコよさのある良い顔だと思います。スフィンクスみたいな顔横のヒダヒダが特徴ですね。ちなみに胸の”orc”の文字ですが、実はビンテージトイでは”elf”だったのを大人の事情で使えないため、これになったようです。

【可動】ヒーロー着地!どちらかというとこじんまりしたサイズですが、必要な可動は兼ね備えています。

 なんとなくダッシュポーズ。肩はジョイントをはずすことで可動範囲が広がります。

【付属品】武器が2つ付属。ビンテージトイの肩ランチャーと手持ちブラスターを模したものです。

 ランチャーにはミサイル状の先端をくっつけることが可能。これもG1ビンテージトイ準拠。

 シージの武器は5ミリジョイント等による組み替えがウリ。こんな感じでロングライフルにできたりします。

 この型の最大の弱点がここ。G1デザイン上印象的な肩ランチャーが、なんとできません。写真は他の商品のパーツを使って背中の5ミリ穴から無理やりつないでいるのですが、イマイチですね。シージ版はできていたので、変形方法を変えたために強度上5ミリ穴が開けられなかったのだろうと推測されます。開発者の方もここは心残りなんじゃないかなぁ。

 コストがキツかったのか、実は全体的にパーツがペラっとしているミラージュ。5ミリ穴を開けるのも大変だったんでしょうか、変わったところに開いてます。これはこれで違ったカッコ良さがあっていいかも。

 武器類は背中にマウントしておくことが可能。この穴が上を向いていればーw。

【ビークルモード】フォーミュラカーに変形。シージ版もサイバトロンビークルとはいえかなり近い形状だったのですが、それを大改修してほぼ完全な地球ビークルになりました。車両前部のくびれもちゃんと付いていて、こうして見るとフォーミュラカーって肉が少ないからTF化するのに工夫が必要ですよね。

 武器を5ミリ穴に接続可能。ちなみにこのミラージュ、個体差かもしれませんがパーツ合わせの時にプラ弾性の跳ね返りが強く、どうしても真ん中に隙間ができてしまいます…。

【変形】前述したように肉が少ないフォーミュラカーなので、特に脚部は大胆な移動を経てパーツを集めるような変形です。ただ、このヒンジがまた肉薄でヒヤヒヤする感じで、気持ちよく動いてくれません。なんか実写TFにたまにあるネッチョリした手応えなんですよね。妄想ですがパーツが薄いせいで設計時に意図したような動きができなかったのかもしれません。

 シージ版と比較。シージ版もかなりG1に近いロボモードだったんですが、よく見るとほとんどのパーツが異なるのがわかると思います。特筆すべきこととしてシージ版は胸のビークルフロントがダミーパーツで、キングダム版はダミーじゃないという大きな違いがあり、これによって変形方法自体が変わっています。こんなリデコって可能なんですね。スゴい!
 そしてしつこいけどやっぱり気になる肩ランチャーよ…w

 ビークルでも。シージもほとんど気にならないくらいのアースっぷりですが、やっぱり変えるところを変えると違うもんで、キングダム版のスタイリングの良さがわかります。

 というわけでミラージュでした。いくつか気になる点があるアイテムだったのでいろいろ述べてしまいましたが、ロボ・ビークルともにG1ミラージュっぽさをちゃんと再現していますので、皆さんのオートボット部隊にも是非いかがでしょうか。

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まとめ&おまけ

 グリムロック&ミラージュ。これは良いサイズ差。

MG「お前…本当にグリムロックなんだよな!?」
GL「そんなこと言ってる場合じゃない。敵、来てる!」
 時を駆ける共闘。これほどデザインラインが異なるキャラ同士でもそんなに違和感無いのがTFらしいですよね。

GL「ミラージュ、俺を踏み台にしろ!」
MG「よっしゃァァァァァァ!!」

 ビークル&ビーストでも、突撃〜!!

MG「よーしグリムロック!突っ込めー!!」
 このサイズ差はこれができるのが最高です。

GL「クルマって、やっぱり窮屈そうだな。」

次は4コマ劇場始まりまーす。

「インビジブル」

THE END

 キングダムの限定品からマクシマルグリムロック&ミラージュでした。グリムロックはG1のその後の姿、ミラージュは単品では手に入らないアースモードということでなかなか貴重な2パックです。発売から時間が経っているので、オークション系や海外通販などで探してみてくださいませ。皆様からのご感想やレビューもお待ちしております。

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