新作映画「ビースト覚醒」の公式情報がちらほら出てきて、いよいよという感じがしてきましたね。というわけで新作公開を心待ちにしながら、前作「『バンブルビー』アイテムを振り返るシリーズ」をちょこちょこやっていきたいと思います。第1回目はシャッター。実写デビューの冷徹な女性型ディセプティコンです。スタジオシリーズではいろいろあって2回商品化されたという珍しいキャラクター。というわけでその2体を順番に見ていきましょう。
TRANSFORMERS STUDIO SERIES – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマー実写映画のトイライン。2018年から展開。映画『バンブルビー』公開に合わせてこれまでのラインを仕切り直しし、歴代のキャラクターをより劇中に近い形・スケール感の新規設計でリリースしていく形となった。主に映画1作目から3作目(『ダークサイドムーン』)、および『バンブルビー』の登場キャラクターからチョイスされている。
・販売 | 2019年/2020年 |
・英名 | TRANSFORMERS STUDIO SERIES Shatter / Shatter2 |
SS-29 シャッター
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【フロント&リア】これは発売当時から言われていましたが、全体的に劇中とは似ていない「誰だオマエ?」状態のロボモード。実写玩具には時々ある現象で、映画と玩具が同時進行で制作される上に、映像側から提供される資料が限られていたり、途中でデザインが変わったりするのが原因と思われます。
それにしてもちょっと細部が野暮ったいですかね。特に脚部の内側にビークルのガワパーツがきているのがすごくバランス悪く見えます。デザインの都合もあるんでしょうが、これは外側が良かったなぁ。
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【アップ】まさに「誰?」なマスク顔。劇中だとサイバトロン星のシーンでチラッと映ってる(ように見える)のと、地球で変形する時に一瞬バイザーがついていますが、普通に見ていたらまずわかりません。カッコいいんですけどね。
また、胸の車のフロントがゴニャゴニャ変形している部分は実際のビークルのフロント部にパーツをかぶせることで再現されています。
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【可動】ヒーロー着地。ヒザが曲がりきらない、太もも後ろのガワパーツが干渉するなどありますが、ムービー系としてはまあ許容範囲でしょうか。首が上を向けるのは良ポイント。脚部もこうして内側だけ見えているといい感じですね。
ただ一つ、可動に関連して重大な問題がありまして…。それは、腕の接続が異常に緩いこと。少し動かすだけで面白いように(面白くないんですがw)ポロリポロリと腕がとれてしまいます。これは金型の調整不足とかなのかなぁ。
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【付属品】ブラスターが2丁付属。腕に取り付けて、腕が変形したような感じにします。
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赤いカラーリング、女性ディセプティコン、ドロップキックとのバディといったように、これまでのTF映画とは一味違った敵キャラクターとして印象的でした。
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ブラスターは手に持たせても悪くない。
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【ビークル】クライスラー・プリムスGTX(カスタム)に変形。紳士のマッスルカーだそうな。劇中ではトリプルチェンジャーでしたが、実写デザインでトリプルの玩具はさすがに無茶ですよね。
で、このビークルですがはっきり言って最高です。デラックスクラスのコストの厳しさも感じますが、イカついシルエットもしっかり再現されてるし、ボディのツヤも綺麗でこのビークルモードのためにSS-29があると言っても僕的には過言ではありません。シャッターのビークルといえばジェット機よりも断然こちらですね。
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ザ・マッスルカーというこのフロントと、飛び出たエンジンがたまらんです。あんまり車には詳しくないけど、これの良さはわかるw
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武器は底面に収まっています。その他各パーツもまあまあきれいに収まってますね。
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【変形】問題の変形です。パーツの収まりや難易度はオーソドックスなカーロボといった感じなのですが、最大の問題が前述したパーツポロリのしやすさ。腕の付け根と、写真だと上部で開いているビークルフロント部の側面パーツがポロリポロリととれるとれる。腕なんてもはや付け替え変形した方がいいくらいの取れやすさです。個体差ではなく商品固有の問題のようですので、これから触る方は驚かないようにしてください。
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たぶんこれはたまたまだと思いますが、武器にエフェクトを付けることができます。
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「あーらビーちゃん、待ってたわよ〜❤️」
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シャッターでした。あまりハズレの無いスタジオシリーズですが、映画「バンブルビー」初期商品は情報が少なかったのか開発期間が短かったのかマイナスポイントを抱えたアイテムが多いんですよね。シャッターもそのひとつですが、個人的にはビークルモードのためにあるアイテムだと思ってます。これから購入をお考えの方は、その辺を吟味してご検討くださいませ。
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SS-52 シャッター2
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【フロント&リア】これは予想できなかったまさかの展開で、SS-29から1年以上経ってリリースされた新型シャッター、その名もシャッター2。ビークルモードをもうひとつのジェット機に変更してありますが、前作のリベンジの意味もあるんでしょう。ロボの見た目、プロポーション、ディテール全てが格段に良くなっています。開発陣の底力を感じる素晴らしいアイテムだと思います。
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【アップ】これですよシャッターは!劇中でもしゃべるシーンが多くて印象的だったために、余計前作のバイザー顔の違和感が目立っちゃってましたからね。これが発表された当時はまさに待望のシャッターでした。なお胸のゴニャゴニャは今回はダミーです。
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【可動】ヒーロー着地。可動もパワーアップ。上半身回転追加、干渉もほとんど無しです。ただ頭部の上向きはできなくなってしまいました(変形機構を使って首の基部ごと上を向くことは可能。見た目は変ですが)。
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【付属品】ブラスターが2丁付属。前作とは形状が異なるほか、今回は手に持たせて使います。
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今回はジェット機に変形するため、背中に大きなウィングユニットを背負っています。劇中でも後からジェット機をスキャンしてバックパックの形状が変化していました。
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別に車でいいじゃん…と最初は思いましたが、最終決戦ではジェット機モードを効果的に使って戦ってました。物語の緊迫感を出すためにも、やっぱりディセプティコンは飛べてナンボですね。
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【ビークルモード】VTOLのジェット機に変形。ライセンスは無いようです。かなり綺麗にまとまっていますね。劇中ではサイバトロンモード→車をスキャン→ジェット機をスキャンが丁寧に描かれていました。わざわざトリプルチェンジを披露する場面もあったり。
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ブラスターは主翼下部に取り付け可能。コックピットも丁寧に造形されております。
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【変形】ストレスも無く楽しめな変形。ロボモードに残っている自動車の意匠がジェット機の中に隠されていくのが見どころです。
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「ようやくくたばる時が来たようね…」
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シャッター2でした。前作が映画公開前アイテムで正直満足のいく出来ではなかったのですが、トリプルチェンジャーであることをうまく活用して再度商品化するというのは素晴らしい流れでしたね。前作の不満が全て解消されていて完璧なシャッターです。どちらか選べと言われたらやっぱりお勧めできるのはこちらです。
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まとめ
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他キャラとのからみは今後にとっておいて、今回はシャッターを2つ並べて比べてみます。ウン、色が同じだけでやっぱり別人だなこの2体は。とは言えシャッター1の背中、ビークルフロントが割れたパーツも実はウィングを模しているんだなということがわかったりして、見比べてみると面白いです。
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ビークルモードでの並び。もちろんあり得ない場面ですが、これはワクワクするなぁ。実写のトリプルチェンジャーはそのまま商品化するのは難しいですが、こういうリリース方法をとってもらえるととても嬉しいです。
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時空を超えて2人のシャッターが襲い来る!!2が出た後だと、1はアーマードシャッターみたいでカッコよく見えてきます。
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スタジオシリーズシャッター&シャッター2でした。正直アイテムの出来にはかなりの差があるのですが、2つそろってはじめて完成という楽しさもあって、今となっては好きな2体です。ロボの2、ビークルの1といった感じでしょうか。余裕があればどちらも触ってみて下さい。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしております。したっけねー。
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